上位に戻る FMトランスミッター 初版2024/11/2

自宅が3階建てで、居間が2階 1階に洗濯機を置いたところ、洗濯物を取りに行ったらまだ動いていたなんてことがあり、止まった
かどうかを音を拾って確認したく FM送信機 受信機を作ってみることに
FM受信機ユニットは、アマゾンで300円くらいで売られていてこれを使うことに 送信機は、600円ほどでありましたが発信回路がLC
発信で周波数が安定しないとおもわれます おまけに受信機の周波数調整は、上下のシークボタンなので、周波数がずれると使って
られないことになるので・・・。

手持部品を見ると、50年以上前の部品ですが、水晶発振子も、コイル、セラコンもあり、水晶発振式のFMトランスミッターが作れそう
です

 Step1 デップメータ

水晶発振ともなれば逓倍回路も必要だし まずは、コイルを選定する必要があり、デップメータがいるんじゃねえかあ
で、50年以上前に作った過去の遺物ですが デップメータを引っ張りだしてきました


 Step2 どんな回路にするか

まあFM変調なので、コルピッツ発振回路だが バリキャップ(可変容量ダイオード)を持っていない!! 1個くらいはあるかと探して
みたが持っていなかった

トランジスタの静電容量の変化を利用する
FMトランスミッター回路でネットをさまよっていたら、ベースに音声を入れてコレクターエミッター間容量変化で変調をかけるという
回路がありました LC発振で、水晶発振じゃないけど (ベース-コレクター間容量変化じゃねえの!!)

で、以下のピアースBC回路で試してみました


変調度ですが、最大で、±2V印加して±0.4KHZ 12逓倍して±5KHZぐらいでした FMラジオで聞くと、まあ小さな音で聞こえま
したがちょっと無理っぽいです 振幅変調もかかるんじゃないかとの突っ込みも入りそうなのでこの方式はあきらめました
トランジスタで、容量変化の大きなものを選定すればよかったかもですが アマチュア無線だと、周波数変位±2.5KHZなので
使えそうですが、FM放送局だと、±75KHZなので無理ぽいです

整流用ダイオードの静電容量変化を利用する
で調べてたら、整流用ダイオードがバリキャップとして代用できるとの情報があり試してみました

整流用ダイオードに電圧を印加して静電容量の変化を見てみました



ダイオードは、無印なので詳細不明ですが、多分1000V 1Aの製品又は100V 1A
ツエナーダイオードも見たところ、600pF〜5000pFぐらい変化しました
ショットキーバリアは、容量大きくあまり変化しませんでした
なんとなく整流用は使えそうです


で、実際に発振させて周波数の変位をみてみました



ありゃりゃ 周波数の変位が印加電圧の低いところでもあまり変わらない なぜだあああ

で調べたら、水晶発振した発振信号が、ダイオードで整流されて起電圧が発生して
実際のダイオードには数ボルトの電圧が発生していました
なので、発生した電圧を打ち消すため、逆電圧を印加してやって測定しなおしました



4KHZくらいの変位は得られそうです 9逓倍する予定なので36KHZ 見込み


で、最終回路は、以下になりました


アンプ付のコンデンサーマイク出力そのままだと、放送局の音量より若干小さかったので、ジャンクのトランスで昇圧しました
※微弱電波 電波法で、3m離れて500μv/m以下になっていますので アンテナの長さで調整必要です
 目安 見通しで、一般的な感度のFM受信機で10M以内にしてください

3端子レギュレータ手持無かったのでDCDC降圧
ユニット入れてます

 Step3 電界強度計

コイルのコアを最適になるように調整しようと思ったのですが、FMラジオには信号メータなんかついていない デップメータでは感度低すぎて信号拾えない 
2台目のデップメータを電界強度計にすることにしました どうせ使わないし
スペアナが、アマゾンで8000円くらいで売っていて 安い!!!! スプリアスも一発で判るし、思わずぽちりそうになったのですが
買っても絶対今回1回使って終わりそう アマ無線もやってないし 年金生活者だし仕事で使うこともない で思いとどまりました
ヤレヤレ


 Step4 FM受信機

さて、アマゾンで買った受信機を組み立て、余っているLM386のアンプを付けてスピーカを鳴らす。電源は、これも余っている
18650リチュム電池を使うことにしました


さて、完成しました 洗濯機がちゃぷちゃぷいってるのがクリアに聞こえます!!














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