上位に戻る ガイガーカウンター 計測ソフト 初版20110504
最終更新20120218

  1. 概要
    さて、2chの掲示板に、CPMから、シーベルトへの計算方法が記載ありましたので、バリバリ音を数えていたのですが、手作業では限界が・・・。パルスをパソコンでカウントしようとしたのですが、最近のPCってCOMポートも、LPTポートも無く、信号を入力する方法がないんです。サウンド拾うしかなさそうだったので、作ってみました。
    マイクで、バリバリ音をカウントして計算結果を出しています。
    VB6なので、動作しない方は、別途VB6のランタイムが必要です。なんで、VB6かというと、標準のMCIでは、リアルタイムの処理が出来ず、DirectSoundでやろうとしたのですが、難しくて挫折。さまよっていたら、WaveIFちゅうAPIがあり、これを使わせていただきました。ただ、VB4 VB6と書いてあったので・・・。
    計算方法は、 CPM÷((CPS/mR/hr)×60)=μSV/h →  CPM÷(((CPS/mR/hr)/10)×60)=μSV/h
    コバルト60のγ線に対する感度が、1mR/hr (毎時1ミリレントゲン)あたり22 cps。
    1ミリレントゲンが10マイクロシーベルトなので、1μSv/hr(毎時1マイクロシーベルト)のとき 2.2 cps=132 cpm ということになります。感度単位がレントゲンなのに間違っていました
    マイク入力だと、やはりアナログなので、調整必要ですので、パラメータを設定できるようにしています
    ガイガーカウンターには、アナログメータを付けていますので、これで計測して目安をつけておけば、メータ位置で、およそのシーベルトが判断できます
    GM菅のγ線感度は、お使いの菅の感度を入力してください
    ロシア製のGM菅は、ラジム226で29cps/mR/hr  コバルト60で22cps/mR/hrでした

    いまさらあまり必要でないプログラムと思われます。まあ自己満足目的です・・・・。
    留意事項 本プログラムは、ただの素人のジイイが作ったもので、なんら検証されておりません。使われる場合は、ご理解の上ご利用願います

  2. プログラム本体


    GM管γ線感度(cps/mR/hr): 利用するGM管のγ線感度を入力します
    BG補正(cpm)         : GM管の内部バックグラウンドのcpmを入力します(外部放射線が無い様態のcpm数)
    ※カタログでは、通常最大値が表記されている為、正確なもには、放射線暗箱に入れて計測する必要があります
    しきい値            :パルスのレベルでこの値を基準として判断します。0が最大 128が最小となります
    不感帯 分解能 通常は変更不要
    警報上限値          :この値を超えると、音声で警告を案内します

    ■テストフォーム

    ↑誤カウントしていないか確認する為のテスト機能です。テストにチェクを入れると1秒間の音声ダイヤを表示
    し、停止します
    パルスの状態から、しきい値などを調整します

    しきい値は、8bit幅でサンプリングしていますので、256段階で、128が無音状態です 0が最大音量
    不感帯は、しきい値から上下この値の間、信号有り無しの判断を行いません(ハンチング防止)
    サンプリングは、どのぐらいの周期で検出するかです。5は、5回のサンプリングにつき1回の割合で判別します
    波形の状態が乱れると、この値が小さいと、誤カウントします 大きいとカウントが抜ける場合があります

    出来るだけ、マイクはスピーカに近づけて、しきい値を低くしたほうがよさそうです
    マイク端子や、ライン端子にに直接入力しても使えます



    ■リアルタイムグラフ表示

    リアルタイムのチェックを入れると、上記のようなグラフが表示されます
    最大10分間の値をグラフで表示します
    1秒ごとに、表示を更新します
    縦の値の表示範囲は、第二段階上限値を変更することで、変化します



    ■データロガー


    収集されたCSVファイルから、線量グラフを作成し、JPGや、BMPファイルとして保存できます
    当日データリアルタイム処理にチェックを入れると、指定された周期でグラフを更新し、毎回上書きします。更新ファイル名は、
    出力グラフファイル名で入力された値になります
    昨日分自動処理にチェックを入れると、指定時刻に処理を行い、グラフファイル名は、指定の名前+日付が付加されます





    ■FTP転送機能
     作成した画像データをFTPサーバに転送することができます。
     FTP転送を行うにチェックが入っていると、作成起動と同時にFTPサーバに転送します
     一応テスト用に2つのアカウントを作りましたので、ご自由にテストしてください
     当日データは、トップページに表示されます。過去データは、サムネイル化してリスト表示
     されます。

     テストアカウント NO.1
      ユーザ名 gaiger  パスワード anata  サブフォルダは、なし

      表示アドレス
      http://59aku.fam.cx/cgi-bin/samneil/index.html



    テストアカウント NO.2
      ユーザ名 gaiger1  パスワード anata  サブフォルダは、なし

      表示アドレス
      http://59aku.fam.cx/cgi-bin/samneil1/index.html



  3. プログラムのDownload

    Cpmsvh (V1.0) 2011/5/4
    Cpmsvh(V1.1) テスト機能を追加しました 2011/5/5
    Cpmsvh(V1.2) カウント処理のアルゴリズム変更しました(誤カウント低減) 2011/5/5
    Cpmsvh(V1.2.2) 単位に誤りがありましたので、修正しました 2011/7/10
    Cpmsvh(V1.3.1) データをファイルに保存する機能と、警報発報機能を追加しました 2011/7/30 
    Cpmsvh(V1.3.2) 総カウント数と、総時間の変数がIntgerだったのをLong(最大2147483647)に変更2011/8/24
    Cpmsvh(V1.4.1) リアルタイムグラフ表示機能を搭載しました 2011/9/3
    Cpmsvh(V1.5.1)  グラフの作成機能を追加しました 2011/9/11
    Cpmsvh(V1.5.2) 設定されたパラメータを保存、復元するようにしました 入力ファイルをコンボボックスで選択できるようにしました2011/09/15
    Cpmsvh(V1.6)  FTP転送機能追加しました。自動処理のバグ修正 2011/09/16
    Cpsmvh(V1.6.2) 当日データリアルタイム処理にバグがあり修正 グラフ表題の日付処理修正 2011/09/17(う〜結構バグがああ・・・。)
    Cpsmvh(V1.7.2) GM管の内部Backgroundを補正できるようにしました 保存データにCPM,総時間、総カウントを追加しました(以前のバージョン
    では表は作成できません。パソコンの自動時刻補正が発生した場合にグラフ作成がエラーになるバグ修正 2011/09/23
    Cpmsvh(V1.8)  GM管のカウントふらつき(感度の低い管)対応で、平均値モードを追加しました。3分又は6分又は12分間の平均CPMを表示
    2012/02/18
    ※動作時の注意
      録音のプロパティで、ミキサーをオフ(ミュート)にしてください 警報の再生音が、マイク入力に入って
    誤カウントします
      またVB6で作成していますので、ランタイムなどが不足する場合は、Vectorなどからランタイムパッケージ

    をインストールしてください

    不具合、希望等ありましたら、掲示板へお願いします(何もできないかもしれませんが)


    補足 今回、PCM 22.05KH 8bitモノラルで記録しています。これは、1秒間に、22050回サンプリングを行っています
        パルス幅が、2msecであれば、分解能は、その倍ぐらいに設定します。1分解能は、およそ0.5msec(1/22050)
        ですので、4/0.5=8 となります。



  4. 参考にさせて頂いたページなど

    ■このプログラムの基本となる音声処理
      http://www32.ocn.ne.jp/~kentaro/Programs/WaveIF/ kentaro様

    ■画像をjpgに変換する為の処理
      http://www.akikuma.net/top.html 明熊工房様

    ■画像データをサムネイル化してhtmlに変換するソフト
      http://www.hidekik.com/imlist/imlist.html

    ■このショボソフトをご利用頂いて福島エリアの計測
      http://www11.plala.or.jp/jk1hrb/index.html


  5. Windows7の動作について

    Windows7で動作しないとの話があり、検証してみました。
    評価版をインストールしてあったのですが、正規版が出たので動作しないかと、試していなかったのです。超ひさびさに起動させたところ動作しました。右下に正規版ではありません。For testing Puposes Onlyと出てますが・・・・・。

    VB6のランタイムをインストールして、起動させたところ、問題なく動作しました。