上位に戻る 紙コップを利用したFMワイヤレスマイク 初版2024/11/12

50年ぶりに無線触っていたら楽しくなってきたので、ちょっと遊んでみました
音声振動の動きを機械的にコンデンサーの容量変化又は、コイルのインダクタンス変化に変換してFM変調かけれないか試して
みました


  1. コンデンサー方式
    金属の平板を平行に突き合わせることでコンデンサーになります 距離が短くなると容量がおおきくなります
    LC発振回路で、C(キャパシタンス)の値が大きくなると周波数が下がります 少なくなると上がります

    平板平行コンデンサー容量 = (誘電率×面積)/距離       距離に反比例
    周波数 = 1/2π√コイルのインダクタンス×コンデンサー容量       コンデンサー容量のルートに反比例

    アルミの板どうしを音声振動により、近づけたり離したりさせます

    作り方
    紙コップの底にアルミフォイルを両面テープで
    貼り付けます
    写真のサイズは、20mm×30mm

    20mm幅のアルミの板を準備します
    この板と、アルミフォイルを突き合わせます
    ので、板が紙コップの底に収まるように
    ヤスリなどで削って整形します

    紙コップの底が凹面になっていますので
    底面と平行になるようアルミ板を曲げます
    ショートしない程度で、極力お互いが近づく
    ようにします

    アルミ板の両端を接着剤で固定します
    私はエポキシ系の接着剤で固定しました
    コンデンサの容量を測れる場合は計測し
    10pFに近いことを確認します
    回路図は、左記です
    コルピッツ発振回路のコレクター接地型です
    ポイントは、紙コップコンデンサー部を
    接地回路側に入れていることです
    電界が強い部位に入れると、コンデンサー
    自体が大きく外部の影響が大きくなり
    発振が不安定になります
    省略した回路なのでちゃんとした正弦波
    になってないかも・・。
    電極は、コードを剥いて
    2号保護用PVCテープで貼り付けています
    コップの淵あたりでネジ止めしたほうが良
    かったかもしれません
    完成したところ
    底面には、006P電池を貼り付けています




    テストしているところです
    音質は、まあ紙コップのマイクなのでそれなりですが、まあちゃんと聞けています
    電波が、見通しで38Mも飛んでいました 電波法では、手持の昭和46年度版の電波小六法では、100m離れて電界強度15μV/m以下
    となっているので大丈夫かと思ったのですが、総務省のホームページで確認したところ変更になってまして 3m離れて500μV/m以下
    に変更になっていました
    電波強度は、距離の二乗に反比例するので、まあ一般的な受信感度でしたら10mぐらいがいいところだとおもいます
    とりあえず、アンテナ外しました



  2. コイルのインダクタンス変化を利用した方法 その1
    空芯コイルにフィライトコアを挿入するとインダクタンスが増加します 周波数が下がります

    コイルのインダクイタンス=(係数×透磁率×コイルの断面積×巻き数の二乗)/コイルの幅  

    周波数 = 1/2π√コイルのインダクタンス×コンデンサー容量       インダクタンスのルートに反比例

    空芯コイルを音声振動によりコアに近づけたり離したりします

    0.08mmのエナメル線 φ6の紙の筒に3回
    巻いています
    筒は、ドライバーに紙を巻きつけて接着剤
    で止めたものです
    筒を接着材で、紙コップの底面に接着して
    います
    エナメル線は、要らない古いリレーをばら
    して取り出したものです
    コアですが、これはジャンク部品のボビン
    に使っていたものです
    巻き数からみて、ちょっと低い周波数用
    かもしれません


    テストしているところです







  3. コイルのインダクタンス変化を利用 その2
    コイルの幅が短くなるとインダクタンスが増えます 

    空芯コイルのインダクイタンス=(係数×コイルの断面積×巻き数の二乗)/コイルの幅   コイルの幅に反比例


    紙コップ底に板をテープ止め
    0.15mmのエナメル線で
    φ6 4回巻き
    コイルの幅3mm
    厚み1mmの厚紙2枚を
    挿入し、コイルの幅を調整しています








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