実験段階は、終了してもう少し実用的なものを作って見ることにしました
まずは、管の寿命が短いことですが、ガスが抜けないように管に窓を設けないで金属管のままで、エポキシの接着材で固めてしまうことにしました。
アルミ管でも γ線であれば、透過されて、ヘリュムガスならある程度感度がよくなることが判りましたので、寿命を重視して完全閉鎖型で作成することにしました。
バックグラウンド時 |
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キャプテンスタッグ M-7910を計測した時 |
高圧部ですが、前に絶縁破壊を起こしたST-14を買いに行く途中の雑貨屋で電撃ラケットがあり、400円でしたので(ST-14より安い 巻き線比が大きい)ので買いました。 1000V〜1300Vとあったですが、ひどい粗悪品で、トランスのコアがずれていて300Vくらしかでません! しかも900mAも流れる コーナンにもあると、ヨメハンが教えてくれたので、写真のものを380円でゲット こちらは、3倍電圧の整流回路が組めれていて、電流も200mAくらい流れます |
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新品のマジックインキです。 130円少しもったいないですが分解しました。 中の管は、アルコールなどで、インクをよく落としてください |
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ダイソーで 100×65×28 の小型ケースを購入 |
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東急ハンズのバラエティコーナで 450円のヘリカンくん |
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サカツウの0.2mmのステンレス線 350円 売っていない場合は、ハンズでも0.28mmのステンレス線がありました こちらは130円 少し電離電圧が高くなりますが問題ありません もっと細い銅線なんかもありますが切れたら今回は開かないので修復不能ですので、太めでいきます 0.28mmの場合は、10逓倍 |
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マジックインキそのままの長さではケースに入らないので、ぶった切ります 私が切ったのは、だいたい55mmです |
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ダイソーの消しゴムをあまり力を入れないで左右に管を回しながらカットします | |
串刺しして接着剤で止めます 先端は、電界が集中するので、接着剤で分厚く覆って、電離しないようにします(電界を均一化させる) 管にヘリュウムを充填させてから アノードを装着し、再度ヘリュムを充填後、20%ほどブタンガスを充填し すばやく閉じます |
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ちょっとピンボケになってしまいましたが、小さいビニール袋にエポキシ接着剤を混ぜて、先端を切断して搾り出して管に充填します | |
完成したところ | |
動画です クリックしてください
さて作った回路を以下に記載します
最初の電撃ラケットが1000V出る予定でいたので、5逓倍の予定で、コンデンサーを耐圧2kvを購入してしまったので、
コンデンサーがでかく、スペースを食ってしまいました
消費電流を小さくするため、電撃の帰還抵抗を15kΩに変更。稼動電圧も1.4V〜1.8Vぐらいの設計です
電撃の部品は、高圧発生回路と、LEDと、スイッチ、25MΩの抵抗を転用しました
ヘリュムで電離させた場合、他の気体の比べて、電離しやすいのですが、電離パルスが小さく、実験時は、電圧を上げて、数GΩのクエンチ効果用抵抗(紙)を噛ませてパルスを大きくしていましたが、紙は湿度で、抵抗が大きく変化してしまうので、パルスが小さいのは、アンプで稼ぐことにしました
稼動電圧が、3Vと低いので、保護回路は省略しています
パルスの出力は、パソコンのマイク入力に入れて、パルスをカウントしてCPMなり、シーベルトに変換できるように
しています
消費電流は、30mAくらいですので、単四アルカリでしたら、30時間くらいはもつ予定です
現状高圧部は、1.5Vくらいで電離していますので、電源は、2.4Vくらいまで電圧降下しても使える予定