常時接続サービスのフレッツとかADSLを利用して自宅でwwwサーバの立ち上げ手順を解説します。複雑なCGIや、サーバ容量も気にせず好きに使えることがメリットですね。私自身、専門家では無いので、誤った解説をしてるかわかりません。間違いありましたらメール下さい。

1.インターネットの基礎知識
2.wwwサーバの立ち上げ 
3.ftpサーバの立ち上げ  
4.ルータの設定について
5.無料DSNに登録運用手順



インターネットの基礎



wwwサーバの立上


ftpサーバの立上


ネットワークの構成について


無料DNSに登録運用




1.インターネットの基礎知識
グローバルアドレスと、プライベートアドレス
インターネットで、接続されているコンピュータには、全てアドレス(番地)がついています。 グローバルアドレスは、全世界で、一意で、世界中で繋がれたコンピュータを識別することができます。ですから、あなたのパソコンにグローバルアドレスが割り振られていれば、世界のどこからでもあなたのパソコンにアクセスできます。これに対し、プライベートアドレスとは、外と切り離されたアドレスで、世界で一意ではありません。 たとえて言うなら、電話番号みたいなものです。国別番号を付加すれば、あなたの自宅の電話番号は世界で、ただ1つで、同じ番号は、存在しません。世界の誰かが、あなたの電話番号を知っていれば、どこからでもアクセスすることができます。プライベートアドレスは、内線電話の番号みたいなものです。外から内線番号を回してもつながらないように、プライベートアドレスを持ったコンピュータには、外からアクセスすることができません。
さてもう少し詳しく説明しますと(ここから先は、別に知らなくても問題ありません)このアドレスとは、LANのプロトコルの一種で、TCP/IPプロトコルのIPアドレスのことをさします。このアドレスは、32bit構成で、8bitずつ4つに区切って表現します。IPアドレスは、ネットワークの規模別にクラスA,クラスB,C,Eに分けられます。クラスAは、最上位の8bitをネットワークアドレスとして定義されています。Bは、上位8bitが2つ、Cは、上位3つがネットワークアドレスとなります。電話番号で言えば、局番号みたいなものです。あるグループの番号とでも理解して下さい。残りのアドレスがホストアドレスと呼び、コンピュータを識別します。このアドレスは、世界で一意でなければならないので、ネットワークアドレスセンターで管理されています。この番号は、すでに大手企業が、取得しており、現在では、不足しております。さらにネットワークアドレスを拡張する手段として、サブネットマスクがあります。クラスAを取得したとすると、後半の24bit分が、一つのネットワークの中に構成されることになります。現実には、こんなに沢山つなげる必要がないので、ホストアドレス部をネットワークアドレスとして、扱う為に使われます。サブネットと、アンドを取った結果をネットワークアドレスとして扱います。(げげー! えらい文書だらけになってしまった!)このグローバルアドレスの不足を補うため、プライベートアドレスが必要となります。プライベートアドレスは、外に出ないので、何でもいいですが、万が一外に出たときのことを考慮して、番号域が決められています。この番号が外部に流れてもルーティングしないことになっています。
クラスB 172.16.0.0〜172.31.255.255
クラスC 192.168.0.0〜192.168.255.255
あなたが、インターネットに接続するときに、プロパイダから、上記のアドレスを割り振られたとしたら、外部から、あなたのパソコンへのアクセスはできません。現在常時接続サービスで、CATV系は、プライベートアドレスの可能性があります。フレッツは、全てグローバルアドレスです。(IP接続ですから当たり前か)
ちなみにIPアドレスの不足から、現在新しい番号体系が検討実施されようとしています。このアドレスにより、将来、家電製品にもIPが振られらしいです。したがって、たとえば外部から自宅の冷蔵庫にアクセスし、内容物の確認が出来ちゃうことになります。

DNSサーバ(ドメインネームサーバ)
さてコンピュータは、IPアドレスで識別出来ることが解って頂けたと思います。番号だと、解りにくいので、名前で識別するためのサーバです。名前も当然世界で、一意の名前でないといけません。この名前もNICにて管理されています。この名前と、IPアドレスを対応づけるテーブルをもっているのが、DNSサーバです。ホストから、DNSに対し名前を照会し、IPアドレスを通知してもらいます。DNSサーバは、各所に配置されており、一番最寄りのDNS(通常プロパイダが運用しているサーバ)に照会するようにします。たとえて言えば、NTTの番号案内みたいなものです。これにより、ブラウザのアドレスで、xxxx.co.jpなんて入れると、DNSから目的のIPアドレスを通知してもらい、相手コンピュータに繋ぐことが出来ます。インターネットに繋ぐ為、ネットワークの設定で、DNSのアドレスを設定された方もおられることと思います。

DHCPサーバ(ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル)
実際にユーザ側で、アドレスを手動で入力したのでは、万が一間違ったアドレスを入れてしまうと、ネット上で、データの衝突がおき、通信できなくなってしまいます。しかも、沢山のコンピュータが繋がっていますので、どのコンピュータが誤った設定をしたのか、調べるのえらい大変なことになってしまいます。これを解決するのが、DHCPサーバです。IPアドレスの設定を、DHCPサーバが割り振ったアドレスを設定します。これは、ネットワークの設定で、IPアドレスを自動取得に設定すれば、DHCPサーバより、自動的に取得することになります。

さてもうちょっとお勉強
文字ばかりだといやになりますね。そこで、あなたのパソコンがどういった設定になっているか見てみましょう。プロパイダに接続された状態で、Win95,98,については、c:\Windows配下にwinipcfg.exeという実行ファイルがあるので実行してみて下さい。(NTの場合は、IPCFG.EXE)実行したら、詳細情報のボタンを押して下さい。

Host Name:自分のパソコンの名前(殆ど関係無し)
DNS Servers :DNSサーバのアドレス(DHCPを指定してると、ここも自動取得されます)
Novell 2000 Adapter :LANカードの種類 ダイアルアップでモデム接続の場合は、PPP Adapterとなります。
Adapter Address : LANカードの(物理アドレス)MACアドレスです。(これも世界で一意)(48bitあります)
IP Address :IPアドレス(DHCPを指定してると、自動取得されます)
Subnet Mask :サブネットマスク
Default Gateway :ゲートウェイのアドレス。 外部ネットワークと内部ネットワークを相互接続する装置のアドレス。ルータをつかっていればルータのアドレスとなります。(DHCPを指定していると、自動取得されます)

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